三木東マンスリー −登記オンライン編−


現代社会は複雑です。

しかもものすごいスピードで変わってます。
不動産登記についてもどんどんコンピュータ化していってます。今までは登記所の中で登記情報のコンピュータ化が進められてきました。
いよいよ、国民と登記所との間の申請についてもオンライン申請を可能とする法案が検討されています。
その法案を見てみると現行のしくみを大幅に変えています。
家や土地の権利証が廃止されます。
これに替わって登記識別記号が導入されます。
家や土地は何十年も一人の人に所有されるものです。ほんとうに登記識別記号でうその登記を防げるとは思いません。いわゆるなりすましが比較的簡単にできてしまう可能性があります。
権利証の廃止は現在の国民感情と取引の現状に著しく反しています。
電子政府化のスケジュールより国民の権利の確実な保護の方が大切なはずなのですが…

( 司法書士 中嶋康雄 )




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